食品に使われる結束バンド

結束バンドは複数ある配線などを束ねるために使われます。一度縛ったらカッターなどで切らなければ外れないようになっているので、しっかりと括りつけたいときに使用されるものです。結束バンドには様々な種類があり、使用目的に応じた材質や作りのものが選べます。例えば屋外で使用をするときは耐候性や耐久性のあるナイロン製のものが適していて、酸やアルカリなどを使用する医療器具に用いる場合は耐薬性のあるポリプロピレン性のバンドを用います。

このように材質やサイズなどが多様な結束バンドが売られています。そんな中に食品に使うものもあります。食品業界では異物混入があってはならないことで、通常の結束バンドを使って何か食品関係のものを縛った場合に、万一バンドの破片が混入すると異物混入になります。そのため食品業界で使われる結束バンドは、金属探知機に反応する鉄分を含んだ材質のバンドを使います。

金属探知機対応のバンドは耐薬性にも優れていて、食品だけでなく薬品などにも用いることができます。また人の肌に使う化粧品の製造会社にも適しています。一般的に使われる配線などを束ねるバンドを人の口や肌に触れる製品に使った場合、劣化したり切断した時に細かな破片が混入すれば異物が人の口や体に入ることがあります。ナイロンなどの異物を探知する機械があればよいのですが、なかなか調べることできません。

しかし金属なら探知機があって反応をすれば混入していることがわかるので、あえて金属を入れたものが使われるということです。

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