かつてはlan(LocalAreaNetwork)はオフィスのものでしたが、今ではテレビのネットワーク配信から冷蔵庫などの家電に至るまで家庭にもなくてはならないものになっています。家庭で使う利便性重視なら無線のWifiやBLUETOOTHも有効ですが、動画配信などの大容量データには有線lan、lanケーブルの信頼性は格別です。lanケーブルには通信速度に応じたグレードがあり、通信速度を示す単位がMbpsです。もっとも一般的なlanの規格は10BASE-Tといって最大通信速度は10Mbps、そのうえが100BASE-TXで100Mbps、さらに上に行くと1000BASE-T、10GBASE-TXと数字が大きくなるに従って最大通信速度が10倍になります。
通信速度や転送速度が向上した場合、実際の有効速度はその中の一番遅い部分、ワインなどの飲料瓶の一番細い部分からボトルネックのスピードが左右します。改選のスピードや機器の性能がどんなに向上しても、lanケーブルの性能が低いと本来の性能が発揮できません。ケーブルの性能を示す指標がカテゴリといい、10BASE-Tならカテゴリ3以上、100BASE-TXならカテゴリ5、1000BASE-Tならカテゴリ5e、10GBASE-Tならカテゴリ6以上が必要です。将来の機器更新や回線速度アップの時に、その都度ケーブルまで変えなくてよいように、lanケーブルの性能は余裕をもって選んでおくと安心です。
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